数軒の引越し業者にコンタクトを取って見積もりをいただくからこそ

トラック業や内航海運業がある特定の貨物、たとえば砂利、セメント、鉄鋼、加工食品、家具、鮮魚・野菜、冷凍食品、などを特定荷主の要請によって専門に運んでいたとしてもそれは「専門貨物輸送だ」とは言えても業態とは言えない。小売業と同様に言うなら業種というべきだろう。

鉄道のコンテナ輸送もトラックの小口混載もこのレベルでは業態としてはまだ不十分である。つまり、運輸業においては業態の未分化が存在するのである。未分化である、と言うのはある程度、業態としての基本条件はできているが顧客層の明確な位置付けと戟略的ビジネス開発に不十分さが残っているからである。
運輸業界では、特にトラック業界では、この業態がまだ確立していない。そのために特定荷主から不特定荷主への展開例が少なく、特定荷主に販売が集中し、広範な量販ができない。また、その基本をおいての戦略的ビジネス展開が不十分なのである。このことは市場競争をきわめて不明確なものとしている。