ブドウ-日本と世界

 ブドウはかなり大昔から存在していました。化石からブドウの葉が見つかった古代遺跡から栽培が確認されました。特に有名な古代エジプトにおける壁画はもちろんですが、ワイン壺なども見つかっておりビールと共にポピュラーだったワイン醸造の工場跡も見つかりました。ちなみに今はそんなことはありませんが、ワインの有名産地であるフランスでは水の代わりにワインが飲まれていました。

 欧州では主に飲料としてブドウは珍重され、「生」をそのままという習慣自体あまりなかったようです。要因として「生」のブドウは保存が利きませんが、干しブドウなら保存が利くということがあり、そのため、加工品として干しぶどう、所謂レーズンが一般的に扱われています。

 さて日本における現在のブドウの起源は奈良時代と平安時代末期の2つと大変古いようですが、ブドウが海外から輸入されたのは明治になってからなので、どちらの時代かはまだ分かってはいません。

 当初はヨーロッパのブドウを輸入したかったようですが、日本の風土に合わなかったため日本でも栽培可能なアメリカのブドウが輸入されました。しかしながらヨーロッパのブドウの優れた味をあきらめることができず、2つを掛け合わせ日本に合ったブドウが開発され、今に至っているわけです。

日本では醸造用より「生」食用が今も開発され続け「生」食を好まない欧米とは異なる独自路線を歩んでいると思ってください。
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